昔ながらの変わらぬ美味しさ
日生地区は5月から7月頃までサワラの漁が盛んに行われます。
サワラの流し網漁が始まる頃、日生の浜はいちだんとにぎやかになり、
陸揚げされたサワラを使って、豊漁を祝い、漁業の安全を願って作り始められたのがこの「こうこ寿司」です。
お祭り、船降ろしの時はもちろん、今では地区の集まりでも必ず出す習慣になっています。
「こうこ」とはたくあんのことで、すしに添えてあった、たくあんの古漬けがすしの中に混じり、
そのまま食べてみると美味なため、こうこを混ぜることが定番となったようです。
お酢でしめられたサワラ。
食感も柔らかく、ご飯と「こうこ」と一緒にかき込んで食べるのが日生流だ。
グリンピースが彩りと、食感のアクセントをくれる。
日生地域では小さな子供から、お年寄りまで皆が食べています。
愛され続け、地域に根付いたレシピが年代を超えて郷土料理となりました。
サワラのシーズン限定ではありますが、お越しの際はぜひご賞味ください!