前回、6月4日に生けすに放った稚魚たちを、今朝海に放流しました。
袋状の生けすを上げて、網ですくった稚魚の数を数えながら放流していきます。
サワラの稚魚たち。4日に入れた時よりかなり大きくなりました。とっても元気!
手慣れた網さばきはさすが漁師!かっこいいです!
海上の狭くて揺れる足場。事もなげにスタスタ歩けちゃうのも流石です。
あとは力を合わせて、網を上げて稚魚を傷めず、放流する作業を全員で行います。
もちろん、天倉専務自ら出陣し率先して業務をこなしていきます
そして稚魚たちは日生の海から始まり大海を回遊します。
サワラは出世魚。今は小さなこの稚魚たちも、
サゴシ(サゴチ)40~50㎝
ナギ 50~60cm
サワラ 60cm以上
と、呼び名もかわり立派に出世して、
1年ほどで日生に錦を飾り戻ってくるのです。
もちろんすべての稚魚が戻ってこられるわけではありません。
自然界の厳しい生存競争にさらされ、ようやくふるさとに戻ってくるサワラたちに尊敬の念を抱きます。
来年も、一匹でも多く日生に戻ってきてくれますように。
この海に、たくさんの恵があることを心から願って、一同は業務を行っています。